日経産業新聞6月22日掲載文書
◎シルバー産業、声で働く食品加工機、焼き時間など自在に調節
――お好み焼きなど向け。
2000/06/14 日経産業新聞 P.15 664字(一部弊社にて補足)
シルバー産業(大阪府東大阪市、末広行社長)は音声で操作できる食品加工機を
開発した。食品の焼き時間などを音声で指示すると、自動的に起動し食品ができあがる。
機械を簡単に操作できる点や人件費削減につながることをアピールし、食品メーカーや
飲食店向けに売り込む。
2001年夏をめどに営業活動を開始、2002年の国際食品工業展にも出展し、
海外にも積極的に販売していく。
新製品は機器の起動、食品の焼き時間などを音声で指示すると、2〜3秒で機器が作
動。自動的にお好み焼きなどの食品を焼き上げる。
この様な食品加工機での音声認識機器開発は、世界で初めてという。
お好み焼き機、たこやき機など同社の既存の食品加工機計約50機種に、
音声認識装置を取り付けて販売する。
価格は1台約500万円を予定している。また同社の機器を既に導入済みの顧客に対しては、
音声認識装置部分だけでも販売する。価格は¥800,000〜100万円程度の予定。
音声認識装置の開発投資額は500万円強で、音声認識用の大規模集積回路(LSI)は
他社から供給を受ける。同社は今後音声認識装置部分の改良を進め、2001年夏の
販売開始までには、音声で指示して機械が動き出すまでの時間を0,2〜0,3秒に
短縮する考えだ。
これまで食品加工機は自動化が遅れており、同社の食品加工機も手動のプレス式が中
心だった。このため食材の焼き加減の調整が難しいなど手間がかかっていたうえ、
担当者がつきっきりで操作する必要があった。音声認識装置の搭載と自動化で、
機器に不慣れな人でも簡単に操作できるほか、作業員が異なっても加工品の品質を
一定に保てるものと期待できる。